おんどり

Chanticleer.

サビアンにおける23度は、サインの中で、もっともそのサインの性質を効果的に、発揮できる度数です。

16度で陰陽の反対側の性質を受け入れ大きな挫折経験をした後に、

極性を受け入れ、統合した形で成熟してきたサインの性質は、21度の男性性の資質で大きく跳躍し、そして、22度の女性性的な資質で、跳躍した後の、新しい世界へと、着地し、欲しいものを求心力により、引き寄せる力を持ちました。

こうして、21度の男性性と、22度の女性性が統合されて実現されるのが23度のエネルギーなのです。

23の数字のエネルギーは、土台に3を置いた5となりますので、非常に活力があり、創造性豊かであることがイメージできます。

天秤座23度は、おんどり。というキーワードになっています。

雄鶏は、朝一番に、朝の到来を告げる役割を持っています。

鶏は、朝が来る前から、朝が来ることを体内で察知する体内時計のようなものを持っているそうです。

まだ暗いうちから、朝を誰よりも先に察知して、朝が来たことを、大声で告げる。

雄鶏が鳴いたら、その声を聴いて、朝が来たことを周りの人間や動物たちも、

気づくわけです。

これは、天秤座がここまでで、手にしてきた性質の総集大成のような力であるといえます。

天秤座21度の海岸の群衆では、大勢の人たちの集合無意識に対して、意識的に働きかけることに挑戦し、群衆の無意識に対して効果的に働きかける技術を獲得したのでしたね。

また、天秤座22度では、今度は、個人の相手に対して、深く、心の深層に入り込み、その人の自分すらも気づいていないようなニーズとか、深い悲しみや傷に対して、アプローチし、その人が欲しがっている性質を獲得する手助けをするスキルを身につけていました。

大勢の人の無意識に働きかけて、効果的な結果を得ることも、

一人の人の深い意識と対峙して、自分はシャドウに徹し、サポートをすることも

どちらも、非常に高い、対人感性能力を必要とすることであり、

天秤座的なコミュニケーション能力が、非常に成熟しているこのあたりの度数だからこそ、獲得できたスキルなのです。

こうして、高い対人スキルを獲得するに至った天秤座は、23度では、大きな自然界の潮流、兆し、のようなものを読み取るまでになっていくのだと思います。

天秤座の能力とは、相手の心を感じ取る能力、場の空気感を読み取る能力、

相手の無意識や集団意識を感じ取る能力。でしたよね。

これが、超越してくると、今度は、自然界の微妙な風向きとか、時代の流れの絶妙な兆しとか、そういったダイナミックな潮流まで読み取れるようになってきます。

相手の気持ちを読む。ということが、集団の無意識を読み取るということに繋がり、

人間の集合無意識を感じ取るに至り、そして、時代や自然界の潮流や兆しまで、

感じ取ってしまう力に成熟してくるのが、この度数です。

一般の民衆は、ある種、こうした、時代の潮流をいち早く読み取って「号令」をかけてくれる人の声を待っているところがあるのではないでしょうか。

誰しも、自分一人で決めるのは怖い、何を選択したらいいのかも分からない、

誰かに決めてほしい、誰か引っ張ってってくれる人についていきたい、時代の流れに取り残されたくない、という不安を持っているものなのではないでしょうか。

だから、発言力の強いインフルエンサーのような人が出てくると、その人の考え方とか、発信することに、同調し、生き方を決めていく、参考にしていくという人は多いのではないでしょうか。

誰しもが時代の潮流を読んで、自らの頭で考えて、独立的に進んでいけるわけではありませんから、こうした、時代の先読みをしてくれる人というのは、いつの世でも必要なものなのだと思います。

そして、おんどり。のほうも、自分自身の天性の役割を認識したときに、その人の魂を生きだすことになるのだと思います。

おんどりは、世界の空気感をいち早く読み取って、日の出を告げる役割なのです。

おんどりの鳴き声を聞いて、目覚める人たちがたくさんいて、動きだす人たちが大勢いる。

いわば、おんどりの役割とは、集合無意識を創る人。であるとも言えるのだと思います。