ピラミッドとスフィンクス
The Pyramids and the Sphinx.
サビアンにおける14度は、次の15度で、そのサインの前半のストーリーをいよいよ完結させていく一つ前の度数です。
ここまで射手座の前半のストーリーでは、ストイックに、全ての世俗的なものを捨ててでも、悟りの道、精神の高みへと挑む挑戦をしてきました。
こうして、12度では、潜在意識のパワーを、現実に生かすスキルを身に着けるに至り、13度では、今度は、自分の内側から、真実を導き出す回路を得るに至ります。
ここまで来ると、教養のレベルは、単なる知識を極めるといったところを超えて、真実を導き出す内側の成熟が伴っている状態です。
このように、知的探求が極まると、それまでは、たくさんの書物を漁り、本だらけの家でずっと読書をしていたような外側から知識を得ることが出来なかったような状態から、これが極まると、
本からとか、外側からの知識ではないところから、内側から、
インスピレーションや、何故か知っている、分かるといった感覚で、
真実が導き出されてくるようになるのです。
射手座の14度では、ピラミッドとスフィンクス、という度数になっていますが、古代エジプト文明では、今から3000年以上も前に、これらの
巨大遺跡が作られた事実がありますが、
世界の各地には、当時の人たちがどうやってこんな巨大な、精密なものを作ったのだろうという遺跡が沢山あるわけです。
私たちの歴史の教科書では、古代文明が始まる以前は、長い人類の歴史は、狩猟採集の歴史で、現代のような巨大都市とか、発展した技術文明などはなかったことになっています。
しかし、神々の指紋を著した、グラハム・ハンコック氏は、12000年前に、反映した高度な文明がある、と提唱して、当時、他の学者さんたちから猛烈に批判されたそうです。
これは、射手座の13度でいうところの、探求を極めて来たものが到達できる、直観力、真実を閃く不思議な力、と言えるのではないでしょうか。
今では、この超古代文明が実際にあったという事実が、世界のあちこちで遺跡などが見つかっているようですが、
聖書や、ギルガメッシュ叙事詩や、ギリシャ神話などといった古い書物や、各宗教聖典などを読むと、そうした歴史の教科書には載っていない古い時代の事実が、いくつも物語になって語られていたりします。
他分野に渡り、探求を進めてくるとこうした事実が分かってきて、
そんなことを日々繰り返して探求しているうちに、真実はこうだったんじゃないか!とか、生まれたときから、知ってた気がする!みたいな
閃きに至るのだと思います。
実際に、エジプトの、ピラミッドの技術は、アトランティス文明の高度な技術がもとになって作られているというのは、スピリチュアル界隈では、よく言われていることだと思いますし、
今の私たちが生きている現代は、アトランティス文明の末期に非常に良く似通っているというのも、スピ界隈では常識となっています。
しかし、科学的根拠がない、科学では証明できないからという理由で、
スピリチュアルな常識は一部の、ちょっとイッちゃってる人たちだけが
理解している物語、のようになっています。
しかし、科学的根拠程、危ういものもないと思っていて、
これは、科学が単に今のレベルでは追い付いていないだけということが
殆どなのだと思います。
そうした、現代の技術や科学では解明できないことも、
射手座13度では閃いてしまう、ダウンロードされちゃったりするわけです。
そうした人が、その閃いたこと、ダウンロードされちゃった、奇想天外な真実を、今度は、それまで培ってきた膨大な知識と照らし合わせて、
更なる探求をしたりして、つじつまを合わせていく作業に入っていくのが、この14度の物語なのです。
ようは歴史の教科書の事実を塗り替えるようなことっていうのが
何年かに一度はあるわけですが、こういうことって、最初は、
単なる、探求者のひらめきだったりするのだと思います。
サビアンシンボルだってそういうもので、古い時代の占星術には無かったものです。この150年ほど前に、新しい時代に必要な知性として、
上から降ろされたものです。
そして、このサビアンシンボルが下ろされたのが、神智学協会に当時いた、ジョーンズ先生と、そのお弟子さんだった女性チャネラーさんです。
サビアンシンボルは、古い時代の占星術をどれだけ学んでも、至ることはできない知識だし、どれだけ古い占星術書物を読んでも、至れない知識です。
だから、サビアンシンボルは、当時はもちろん、いまだに古典占星術を研究する学者さんたちには否定されていたりします。
しかし、真実って、古い書物を探求し尽くした人の頭の中にある日突然、降ってくるものだったりします。
そうすると、他の、頭の固い学者さんたちは、めちゃくちゃ批判したりするんだけど、真実なんだから仕方ない。
サビアンシンボルが、今現代を生きる私たちの魂の成長にどれだけ必要な者かを、学んでいる私たちにはよく分かることですよね。
それを、更に論理立てて説明していこうと、更なる探求をしていくのが、この14度のピラミッドとスフィンクスです。