A man’s head.

男の頭

ルディアは、この男の頭という象徴を、「芸術的に、強調された男の頭が重要な意義を帯びる肖像画」であるとし、形と造形にこだわるストーリーとして描写しています。乙女座は、シュタイナーの12感覚論では、視覚を司り、最も細かな視覚を持ちます。形の違い、差異について見定める能力です。牡羊座から6番目の乙女座にて、個人性は確立され、個人としての輪郭を整える最終場面になります。私たちは、物質領域における肉体的な差異、または物質的な鎧(持ち物や、地位や経済や、仕事や、生活など)において、自他を区別します。それが地の領域の差異であり、感情や、心、精神のレベルでは、自分と他者の違いはそれほど判別できないものなのかもしれません。乙女座は全体よりも、その細かな部分部分に詳しくなることで、明確に個人という輪郭を確立し、この後、天秤座から、相手(世界)のエネルギーの流入へと準備します。