A woman raises out of water, a seal rises and embraces her.

女性が水から上がり、アザラシも上がり彼女を抱きしめる


水は潜在意識、無意識、感情の象徴として描かれます。魚座の集合無意識、グループ意識といった個としての存在においては眠りのような状態の領域から、牡羊座1度では、個人の意識に初めて目覚めます。

アザラシなど野生の動物や獣が出てくるときは、本能や情動、などを表すことが多く、無意識からの目覚めと共に、本能の象徴であるアザラシが彼女を抱く場面は、無意識と表層意識のはざまのような状態を描いていると思われます。


牡羊座は、火の能動宮のサインです。火の性質は、四大元素を多次元階層で見たときに、上方から、火、風、水、地、といったようになります。

ここでいう上方とは、振動数、波動の領域のお話で、振動数が速い、微細である程、上方に、逆に、重く、鈍重で粗い波動は、下方の階層になります。

火や風は、上方にある非物質層であり、火は、私たちの個人としての意識、自我、魂、などと言われるようなものの波動領域で、例えば、直感とか、インスピレーション、アイデアや閃きなどが、この周波数に近いです。

風も非物質的な階層ですが、火が右脳的なのに対して、風は、左脳的ですので、知性や、高次の思考、言語や情報などの領域を司ります。

これに対して、地の次元は、私たちの肉体次元、物質次元となりますので、 肉体や、五感の世界そのものになります。

私たちは、肉体を持ち、この地球で生命を得ますが、私たちは、肉体だけの存在ではなく、多階層に及ぶ、 微細なボディを持っており、これをエネルギーフィールドや、オーラ、などと言ったりするのです。

水は、風や火などの非物質領域と、地の物質領域を、媒介するエネルギーで、私たちの感情や、潜在意識、情緒などといった心の部分を司ります。

階層のお話は、また、いろいろな場所で、解説していくとして、
牡羊座とは、火のサインですので、私たちの魂だとか、最も上位の根源的な意識や、創造力に関わるエネルギーを持つサインなのです。


そして、能動宮という性質が加わりますので、とても動的で、軽く快活なエネルギーのサインであることがイメージできます。

サビアンとは、サインの性質と、数字の性質の掛け合わせですので、 こうした性質を持つ、牡羊座と、1という性質がかけ合わさると、どんなイメージになるか、と想起していくのがサビアンだと思います。

そのように考えてみると、牡羊座1度のこのサビアン度数は、最も純粋で、根源的な意識の場面であり、それまで、魚座で、全体に交じり合い、溶け合っていた集合無意識の中で夢見ていたようなグループ的な意識から、個人の個という存在が、今ここで発露し、目覚める・・そんな、非常に崇高な、ステージ移行と、覚醒のイメージが浮かんでくるのです。