広くて平らな場所に吊るされた男
A man suspended over a vast level place.


蟹座というサインは、水のサインで、能動宮でした。

動く水、となり、このサインは、感情の動き、
情緒の活性を表しています。

私たちの心、感情、深層心理、そして、内面生活そのものを司っています。

私たちの感情は、人間関係や環境との関りから生まれてくるものなのだと
思いますが、蟹座の一度では、自分自身をある集団、共同体の一員として、
位置づけました。

私はこれこれこういう団体に属する、こういう者です、
といった感じです。2度では、更に、団体や共同体を超えてもっと、
広大な伝統社会とか、歴史や文化的背景にあるもっと大きな共同体の場面に、身を投じていきます。


蟹座は、一人で何かをする、とか、
自分の足で答えを見つけに行くとか、
というよりかは、その集団や共同意識にもともとあった考え方や、
在り方に、意識を沿わせて行きます。

この度数では、こうしたもともと育まれてきた膨大な共同体意識の中に、
一人、吊るされている状態です。

自分から何かを発するとか、意見を言うというよりかは、
もともとある価値観に従うことで、個人では成しえることが出来なかった、広大な視野を手に入れていけるのです。

ある意味、自分という個人のレベルを超えた、
膨大なものが、一気に流入してきて、
とても大きな世界に出会う場面でもありますので、
刺激も非常に大きいと言えるのですが、ここから、
大きな可能性が開かれていくのです。