リングに上がる拳闘士
A pugilist enters the ring.


この度数から、牡羊座の第5グループが始まります。第4グループで、
反対側の陰陽の性質で大きな挫折体験をし、
その全く知らなかった、自身の中にある本質的なエネルギーを学習することで、反対側の性質を取り込み、大きく成熟する体験をしました。


各サインの後半では、二元の反対側の性質を統合しながら、
より成熟した形でサインのエネルギーを完成させていきます。

第5グループは数字の5のエネルギーを持ちますので、
遊びと自由と、外に拡散する推進力があります。


また、一度大きな挫折を経験し、
反対側の性質を克服するために努力してきましたので、
この度数では、今まで以上に牡羊座的な勢いを取り戻し、
勇猛果敢に、リングの上に上がって、戦闘態勢をとっていきます。


挫折を体験したからこそ、それを克服したときに、
より本来の自分らしさが強く出てくるとか、
もともとあった個性をさらに表現し始めるといった
働きがこの度数から起こってきます。


牡羊座は本来、他人の存在や周囲の意見に振り回されず、
個人の意識のままに まっすぐに行動し、目標を達成し、
欲しいものを掴むために走る。という性質のサインです。



第4グループで天秤座の資質が流入してきて、
自分以外のもの。と対峙する経験を、
大きく沈み込みましたが、そうした弛緩と緊張のリズムの中で、
自然な流れに即して、最大限の創造性とか、
継続することで生み出されていくものなどを知りました。



そうした、反対側の性質を知った牡羊座はさらに、
強さを増し、本来の牡羊座の資質である、闘い、
勝ち取る性質を強く出してくる度数がこの度数です。



リングにおいては、自分と、戦う相手。と二人だけの世界でしょう。

リングの中だけが、世界であり、リングの外の観衆は外野です。

リングの中にある、闘いの相手だけが、
今目の前にある、全てのテーマであり、
この戦いに勝たねば、欲しいものは手に入れられないのです。


天秤座の性質は、相手や世界と、平等なやり取りをし、
お互いにとって良い方法を見つけていく世界観でした。

反対に牡羊座の資質とは、自分対、相手、といった、
その自分以外のものを、戦って倒してでも、己の意志を貫く世界です。


21という数字は、3の資質を含んでおり、
7の3倍でもあり、どのサインでも21は、そのサインの中で最も、
跳躍力が高い度数となります。 21度は、
ジャンプ力が最も高いのです。そうしたパワフルなテンションが、
そのサインごとに描かれるのが21度です。


牡羊座では、相手を凌駕しても、自らの意志を貫き、
欲しいものを勝ち取る世界で描かれています。