開いた本を指す指
A finger pointing in an open book.


21度は、3の土台の上にある3ですので、跳躍力、創造性、生み出すパワーに溢れています。

サビアンでは、どのサインでも21度は、そのサインの成熟した形での最もテンションの高さを発揮する度数です。

15度あたりの活性化するエネルギーとは異なり、二元性を受け入れた後の統合による、そのサインの成熟した形での能力の発揮ですので、この後、一気に挫折するということもありませんし、真の意味でそのサインらしさを、表現していくのが この度数から25度あたりまでの第5グループです。


15度までの勢いが根拠のない若者の自信だとしたら、この度数からの自信は、 経験値が伴った、大人の落ち着いた自信といった感じになりますので、より具体的で実際的になるのかもしれません。


牡牛座の第5グループでは、ここまでで古い固定概念を打ち捨てて、新しく形成された意識で、よりリアルな人生を創っていくことの体験をしてきました。

内側から来る微細だけれども最もリアルな自分だけの感覚をつかむことに成功してきた牡牛座は、今度は最も牡牛座らしい資質を生かして、自分がここまで経験してきたことは、伝統や古い歴史の中に足跡があったのだろうか、という 専門的な探求に入っていくのです。


第5グループは、牡牛座的な肉体や遺伝的な資質を生かして、伝統とか神話とか元型(アーキタイプ)とか古い歴史の中に、自分の面影を探そうとし始めます。


自分が感じた実体のない非物質的な感覚を、なんとか文献の中に軌跡を探そうとするのが、なんとも牡牛座らしいなと思います。

牡牛座の跳躍力が最も高まるこの21度で、経典とか古代の歴史書とかを開いて読書を始めるあたりが、とても牡牛座らしさを感じさせるのです。

21度はそのサインが自信満々に自分のサインらしさを推進していく度数です、 ここでは、牡牛座は、自信満々に、分厚い文献を開き、一文に指を指し、 自分自身の魂の資質の面影を見つけているのかもしれません。