体験に基づいた現実的な新しい道
A new path of realism in experience.


双子座11度から15度までは、第3グループとなりますので、双子座の勢いがここでストレートに頂点まで上り詰めていきます。


11は、素数で、前例のないパワフルな活動力を持ちます。

また11は、9で割ると、 第2グループの2番目の数字となりますので、環境とか、自分に対する、相手や、世界に対して、非常に力強い働きかけをする度数となります。


ここまで双子座では、自身の知性を、育成させ、その知識を活用して、この世界の中で、生きること、知恵を使って、勝ち抜いていくこと、生き延びること、について、挫折や失敗も経験しながら、たくさんのことを学んできました。


第2グループでは、その知性を使って、お金を儲ける方法や、ビジネスをすること、人を雇うことや雇われること、などといったことから起こる心理的な現象についても、深く感じながら、感情と知恵というものが、どのように絡まりあい、絶妙に作用しあうのかを、たくさん見てきました。


こうして、知性というものを、人生に活用するときに、起こってくるたくさんの感情体験を経て、傷つきながらも、双子座らしい、活発な知的好奇心と、知性の発達を、 成し遂げてきました。


ここまで来ると双子座は、あらゆる体験を通して、知性というものを人生で活用する方法を経験値として培ってきました。

最初は単なる情報であり、知識だったものが、第2グループでは、その知識を人生に生かし、応用することで、よりよい人生を手に入れるには、どうしたらいいのか、ということを学んできたのではないでしょうか。


双子座11度では、勢いよく、未知の領域、新しい世界に、足を踏み入れて行きます。全く知らない世界に、飛び込んでいくような場面に見えます。


しかし、ここでは、体験における、現実的な、というキーワードが来ていますので、 未知の領域に挑戦していくパワーは、ものすごくあるものの、 単に無鉄砲で無計画に、飛び込んでいく、という感じではなさそうです。


知性を人生に活用する方法、を、ここまでで学んできた双子座は、今度はその知性を最大限に生かし、人生に活用し、自分の個性を発揮していこうとします。


とても、前衛的なエネルギーを感じますが、幼い無鉄砲さを感じさせないのは、 すでにここまでで、いろんなことを学んできているからなのでしょう。


新しい未知の領域に飛び込む時も、どのようにアプローチし、どのように目標を達成するための計画を練り、自分の生活スタイルや、体調や体質、など、あらゆる要素を踏まえた上で、実現可能な、現実的な計画を立てていく。


ただ、知らない世界に、無計画に飛び込んで行くだけは、そこにいる玄人さんたちや、頭のいい人たちに、恐らく、すぐに、こてんぱんにやられてしまうでしょう。


ですから、ここでは、ある程度、このくらいになればイケる。という、勝算を持てるくらいの感覚になってから、飛び込んで行くという感じもありそうです。


しかし、だからといって11度は決して、臆病に縮こまってるような度数ではありませんから、しっかりとした勢いと、勝てるという力をもって、飛び込んで行く、そんなイメージを感じさせます。

タロットカードでは、11は力のカードで、女性が、ライオンを押さえつけている絵柄です。 ここでは、環境に対して、力強く逆流するエネルギーであり、そのための類まれなる力を発揮します。

ですから、その強い力、というのは、単なる未経験で無鉄砲なだけの幼い力ではないのです。経験にある程度裏付けされていながらも、その経験に寄らない、 強い意志と、行動力、推進力があります。

双子座11度では、この強い力、が、知識とか、ロジカルに考えて計画や目的を達成していく、論理に裏付けされた行動力だったり、といったことが武器になりそうです。