ボブヘアーの女

A woman having her hair bobbed.

3は創造性、生産性のエネルギーを持つ数字です。

サビアンにおける3度は、1度の男性性と2度の女性性の陰陽関係から生まれ出るもの、創造されるものとなります。

ですから、サビアンにおける3度では、そのサインの純粋な性質が、最初に創造される場面になります。

1度と2度の究極の授産を通して、何が生まれてくるのか、を見ることになるのが

3度なのです。

サビアンにおける3度は、そのサインの高いテンションの活力を表した形で描かれます。

獅子座の3度は、ボブヘアーの女となっています。

ボブに髪を刈り上げた女、というと、やはり、活発な元気な女性像を思い起こすのではないでしょうか。

行動的でアグレッシブ、ポジティブで若々しい印象も浮かびます。

恋愛や性に対しても自由奔放で、官能的、仕事や社会活動にも果敢に挑んでいきそうです。

おそらくこの度数ではそうしたイメージの女性を表現したかったのではないでしょうか。

獅子座のサインは火の性質ですから、その人の魂の性質そのものを司ります。

火は、目には見えない意志や精神の領域にあるものなのです。

これに対して、若さとか、美しさというのは、肉体的な若さに関係します。

私たちの精神や意識は老いることはありませんが、肉体は、誰しも必ず平等に老いるものです。

もちろん、意識の持ちよう、心の在り方によって、肉体の所作も大きく変わってくるのだと思います。

老いやアンバランスや病というものも、やはり、意識や心が作るものなのだと思います。

ですから、気持ちの持ち方次第で、行動が変わり、習慣が変わり、最終的には肉体の在り方も変わってくるということなのだと思います。

しかし、それでもやはり、肉体は老いるものです。

これは、私たちの生きる地球では絶対的な法則です。

肉体は地の元素を司り、精神や意識は火の元素を司ります。

ですから、肉体と意識の共同とは、火のエネルギーと地のエネルギーの会合なのです。

私たちがこの星で生きる。ということは、この火と地の対話を繰り返すことに他なりません。

火の波動の回転数はものすごく早く微細で、地の話す言語は火に比べると存在のレベルが全くことなりますから、遅く鈍重である。

本来、共通言語などないか、のようです。

しかし、ここでは、この両者の会話が必要とされるのです。

そして、この両者の仲立ちをしているのが、水の要素、ということになるかもしれません。

どちらにせよ、火と地の会話失くしては、私たちはどこかでバランスを崩していくことになるのだと思います。

ですから、ボブヘアーの女のような存在が良い形で出れば、

地の性質の肉体が、活動的で明るくポジティブな精神によって、若々しさを保たれ、肉体も健康的に、若く保たれるということになるでしょう。

しかし、また別の形で出れば、意識ばかりが先行して、いつまでも自分の老いを受け入れることが出来ない、肉体としての自分を客観的にみることが出来ない。

「肉体が自分だ」の状態になっていると、

例えば、整形怪物のようになったり、妖怪のような化粧とファッションの老婆になったりするわけです。

獅子座は魂の性質ですから、肉体という地の作用から、逸脱していこうとする性質として、3度では、ボブヘアーの女が描かれているのではなでしょうか。

例えば、反対側の水瓶座の3度は海軍からの脱走兵で、既存の社会から逸脱してい行くことが、3度の創造性として描かれています。

蠍座3度では棚上げ式として、1度の観光バスが2度の香水瓶が割れることで崩壊し、傷つくのですが、棚上げ式で仲間と共に何かを作り上げることで、

絆を取り戻していきます。

牡牛座の3度では、クローバーの芝地に足を踏み入れるとなっていて、

この地球という星で、五感の悦びと愉しみを存分に味わっているところです。

3はそのサインの創造されるものが現れる。そう考えると、とても分かりやすいのだと思います。