A man succesfully expressing himself in two realms at once.
二つの領域で自己表現することに成功している男
一つ前の6度では、四角形という概念を用いて、環境的な要素、物質界のイメージを出してきて、6の数字は環境との関わりを示しますので、この環境的な要素に固着化していくストーリーとして描かれていました。
7度では、二つの領域というキーワードが出てきます。7の数字は、二元性に関わる数字であることを、お話ししました。タロットカードの7は戦車で、
二頭の馬の手綱を引き、相反するものをうまくバランスを取り、先へ進む人物の姿が描かれています。二元の原理が働くということは、例えば、何か一つのことに没頭していたり、集中していると、もう一方の陰陽関係にあるエネルギーを、必ず刺激します。片方に寄れば寄るほど、もう一方にスイッチが入り、反対側から引っ張られます。例えば、仕事が大事だ。
といって、仕事に生きれば生きるほど、家庭やプライベートで問題が勃発してきて、足を引っ張られたり、するといったような感じです。そうした相反するエネルギーというのが、この地球上にはいたるところに溢れていて、これらが相反しあって、成り立っています。私たち人間の意識はとかく、片方だけに意識が集中しがちで、もう一方にまで及ばないことが多いのだと思います。
しかしそういった片方だけの力が強まれば強まるほど、宇宙は反対側のエネルギーを見せつけてきて、バランスを取ろうと作用します。この度数では、この地上界にある、あらゆる二元性において、どの領域かは、分からないけれども、
相反する陰陽のエネルギーの双方をうまく使いこなして、そのどちらもをバランスよく生きている様子が描かれています。7は、素数で非常に活力とテンションの高い数字ですので、二元のエネルギーが発露して、とても忙しかったり、困難さがあったとしても力強くそれらを統合して前進する様子が描かれています。