A butterfly made perfect by a dart through it.

貫く針により完全にされた蝶

一つ前の乙女座にて、個人性の輪郭を完璧なまでに育てて来ました。乙女座までは、ある意味、相手のない世界であり、世界との対話のない領域ですが、天秤座に来て、初めて相手からの、世界からのエネルギーが一気に流入してきます。世界との関わりがここから始まるのです。乙女座までで完成された個人としての輪郭は、天秤座一度で、針に突き通され標本され提示されることで、世界の目に触れるのです。自分はこういう人だよ、こういう個性を持つ人間だよ、と世界に向けてはっきりと明示することから、私たちは自分だけの世界から抜け出し、世界とのかかわりを持ち始めます。しかしそれはある意味、世界から、自分に対して、「あの人はこういう人」と、位置づけられるストーリーの始まりでもあるわけです。天秤座の1度とは、他者と分かり合うために、また世界に対して自分というものを認識してもらうために、そこに個人性を沿わせていくストーリーの始まりでもあるのです。天秤座は7番目のサインで、7は、二極性の統合し、次元を上昇する、という非常に活力と動きのある数字です。