A square brightly lighted on one side.

一辺が明るく照らされた四角

この度数では、前の牡羊座5度の、羽の生えた三角での、抽象概念への直感的な理解力と、創造性のエネルギーが、四角形というエネルギーにおいて、この物質界に安定化し、着地します。四角形は、四元素のエネルギーですので、この地上界の環境的、物質的な事柄に関わります。この度数では、四角形の一辺が照らされて、焦点化されていることが分かります。

四元素は、自然界の法則ですが、四つのエネルギーが統合されて空になる。4つの概念がバランスよく合わさって、法則が成り立っていますが、ここでは、その膨大な法則に対する、理解力と関心なのですが、まずは、一辺ずつ、切り取って理解しようとしているのでしょう。

法則を一つ一つ、切り取って、直感と知性を、駆使して、概念的に理解しようとしている様子が描かれています。この度数が現れると、環境的な要素にきっちりと縛られて一つのことにじっくりと取り組むといった頑固さのようなものがあります。

牡羊座の5度までで、純粋な赤ちゃんのようなエネルギーの牡羊座らしさが示されてきました。6度からは、ここまでの純粋な牡羊座らしさを、相手や世界に向けて、説明していくようなストーリーがはじまります。

例えば、5度くらいまでの最もピュアな牡羊座は、個としての存在そのもの。なので、その何物にも代えがたい実在を、言葉にする必要も、誰かに説明して理解してもらう必要もなかったのです。ただ、そこに、個が在る。我在る。そういう流れをここまで描写してきたのだと思います。

6度以降からは、ここまでのそうした自発的で、個的な在り方から、他の存在とか、自分自身の存在意義を、地球言語を使って世界に対して説明するにはどうしたらいいのか、みたいな模索を始めているように感じます。

ですので、牡羊座5度で、抽象概念を理解することは、ここでは、誰に教えてもらわなくても、もともと生まれたときから知ってる感覚、であったり、魂に刻まれている当たり前の概念。だったのだと思います。

しかし、6度では、四角形の一辺を照らしているわけです。この自然界の法則は、四大要素が統合された法則です。が、ここでは、その四つの中の一つの焦点を絞って、概念的に理解し、言語化しようとしているように見えます。

それまでの牡羊座は、4元素の全て、またその統合された法則をもともと知っていたにも関わらず、あえて、一つの要素にフォーカスしている。

それは何故でしょうか?

自分が当たり前に知っていることを、誰かに説明したり、言葉にすることで、誰かと共有出来たり、世界と関わりを持っていくことが出来るからではないでしょうか。

ここから始まる、牡羊座らしさを世界に向けて説明する。この模索にについて、考えていきましょう。