幸せそうに歌う家の中の鳥 

Birds in the house singing happily. 

サビアンにおける8度の度数は、ここまでの流れが一つの形ある世界として、結論付けられてくる場面が描かれます。 

8度で出た形ある結果を踏まえて、9度以降、更なるステージへと進んで行くための、内面的な作用へと進んで行きます。 

8度では、幸せそうに歌う家の中の鳥、というキーワードになっています。 

一つ前の7度の、力のあるベールに隠された預言者という度数では、 

この社会の中で生きていく中で、様々な経験をし、綺麗ごとではない、いろんなものを見てきた人が、ある種の、超能力のようなものが使えるようになっていた度数です。 

6度で、10本の丸太が暗いアーチの中に横たわっていて、 

この社会の中で戦いを挑んだ同志たちが、敗戦して、傷つき、息絶えていた姿だったのかもしれません。 

この社会の中で挑戦するということは、そう言うことだってあるんだよ、という、綺麗ごとではない世界観が、6度では描かれていたのではないでしょうか。 

しかし、そうした究極的な体験をしてきた人は、今度は、自分の身を守るために、ある種の直観やインスピレーションが使えるようになったり、 

必要なイメージやガイダンスを受け取るようになったりするのではないでしょうか。 

こうして、チャレンジすることの怖さ、挑戦すること、戦いを仕掛けることで、負うことになるかもしれないリスクなども、ここまでの山羊座の物語では経験してきたのです。 

そして、7度の力のあるベールに隠れた預言者の度数では、 

「物事をよく見渡せるようになった」ということなのだと思います。 

この社会の中にあり、負の側面や、怖いこと、また、負けたときのリスク、 

窮地に人が陥ったときに出てくる、本性、魔物の部分、いろんなものを見てきたのだと思います。 

こういったある種の、預言者のような力というのは、いろんなものを見てきた経験してきた人に、備わる能力ということもあるのだと思います。 

人はいろんなことを経験すると、占い師になるのかもしれない、 

物事を見通せるようになる、ということなのかもしれませんね。 

そして、山羊座8度では、しあわせそうに歌う家の中の鳥、というキーワードになっており、なんとも、朗らかで幸せそうです。 

ここでは、無理な挑戦などせず、リスクを冒さず、戦いも仕掛けず、 

籠の中で、飼われて、安泰の場所から外に出ないことで、ずっと、美しい歌を歌って、幸せに暮らしていけるよ、という境地に到達しているように見えます。 

鳥かごの中の鳥は、その世界が全てですから、その外側に広大な世界が広がっているなんて、知らないし、知らないことで幸せに生きられていたりしますよね。 

外にもっと広い、世界があるだなんて知ってしまったら、興味が出てしまって、行きたくなる、自分を試したくなるかもしれない。 

でも、ここまでで山羊座は、挑戦を仕掛けること、戦いを仕掛けること、 

領土を広げようとすることで、起こるリスクや怖いこともいっぱい経験してきていますから、もはや、そのようなリスクを侵そうとは、思わないのでしょう。 

守られて鳥かごの中で、安定安泰、三食昼寝付き、毎月ちゃんと決まったお給料も出る、それ以上に何を望もうか、というスタンスもまた、現代社会には、もっともスタンダードなのではないでしょうか。