階段で子供たちを連れている母親

A mother with her children on stairs.

サビアンにおける9度は、一つ前の8度で形となってモノが、同時に解体に入り、エーテル化し、存在形態を変え、9度では、新しい次元での

ステージへと移行していく準備が始まります。

8度では、徐々に意識が形成した新しい世界が形を帯び始めているところでした。

魂の意図に沿って、そこに嘘をつかず、忠実に生きてくるようになると、

必ず、世界が新しい形態へと様変わりを始めます。

意図的に生き、意識が世界を形成し始めると、私たちの意識と世界の関りはそれまでと、逆転しはじめます。

外的な要因に翻弄され続けて生きてきたそれまでの人生と、

意識で意図的に、世界を構築していく魂としての生き方では、

見ている世界がまるで違うからです。

こうした、フローな集中状態に入ると、人生が、めくるめくどんどん、

変化し始めます。

これを、奇跡、というわけですが、この状態に入ると、

それまでの幼い、赤ん坊のような精神レベルでは、なかなか対応が難しくなってくる側面もあり、この魂の最初の移行期に、いわゆる守護霊や、守護天使、ガイド、などと言われる存在たちが総動員して、

魂の道へと引っ張り上げるための、サポートが、それまでよりもずっと分かりやすく、目に見えてはっきりと起こるようになってきます。

もちろん、それまでもずっと、これらの存在たちは、例外なく誰しもに、

サポートをしているわけですが、自分の内側の声を聴かず、外側の要因ばかりに目を向けて生きている段階の人には、このサポートの声は聞こえないし、気づくことが出来ないのです。

でも、外部や集団の意識から離れて、自らの内側の意図に集中して生きるようになると、自分がいかに守られて、助けられて来たかが、

分かるようになります。そうすると、目に見えない手助けやサポートが、はっきりと感じられるようになります。

魂の移行期は、本当にそれらのものが嘘や気のせいではないことがはっきり分かるくらいの、総動員体制での派手なサポートが繰り広げられますので、二度と、スピリチュアルな世界を否定して生きる事はできないくらいの奇跡体験をするのです。

そして、その奇跡体験をしている度数が、この射手座の9度で示されているのです。

スピリチュアルを否定したり馬鹿にしたりする人たちは、どんなに博識な人でも、知識がたくさんある権威でも、この奇跡体験をした経験がないから、分からないのです。人は知らないもの、経験のないものを否定して馬鹿にします。

そして、それは、どんなに地位や立場のある人であったとしても、

魂のレベルにおいては、とても幼い、よちよち歩きの赤ん坊のような状態なのです。

しかし、人は魂の意図に触れ始めると、この壮絶な奇跡を体験するように

なっていて、これを目の当たりにすると、もうそういう世界の存在を信じずには生きられないし、元居た世界に戻ることは不可能なのです。

絶対的な魂の道を生き始める、フェーズに立ったのです。

ここでは出てくる母親、というのは、私は、ガイドとか、守護霊とか、守護天使、とか、宇宙存在とか、マスターとか、呼び名はいろいろで、

階層もいろいろなので詳しい話はここではしませんが、そういう目に見えない存在たちである、魂の先生たちが、まだまだ幼い、おぼつかない足取りの私たちを、手を引っ張って、サポートし、道を示してくれてる物語だと思います。

魂やハイヤーセルフ、根源や創造主と言われるものが自分の属性なのに対して、ガイドや守護霊と呼ばれるものは、自分以外のもので、あえて、

ここに留まり、私という存在が魂の道を生きられるように、サポートしてくれて、いろいろ教えてくれている先生のような存在です。

私たちが自分で自分の魂の声を聴き、一人で歩けるようになるまで、

真摯にサポートしてくれるのです。

こうして、奇跡を目の当たりにすると、自分がどれだけ、愛されていて、どれだけ、守られ、サポートされているかが、深く分かるようになります。