グループを楽しませているコメディアン
A comedian entertaining a group.

牡羊座という火サインの能動宮のいわば、動く火。の世界に、2という数字が出会うとどうなるでしょうか。

2という数字は、1があって、初めて存在する数字です。

1という存在に対してのリアクションであり、対応ですので、
1と2は二元性であり、陰陽関係にあるのです。

1は、2がなければ、単体で存在するのみですので、自身の存在意義を 確認する術を持ちません。 1は、絶対的に存在しますが、でも2がなければ、それを客観的に感じることも、確認することもできないのです。

2の数字は、私とあなたの世界を創り出します。
そして、私と世界。という対応する世界観を確認させます。

そうした2という数字が、牡羊座、というサインとかけ合わさると、
純粋な、そして究極の模倣。といった様相がイメージできるかもしれません。

一つ前の牡羊座1度で、全体性から、個としての意識が生まれ出でました。

はじめて個人としての意識が生まれ、牡羊座2度では、その個としての意識で、あたりをきょろきょろと見渡しています。 牡羊座1度の個の意識とは、どのようなものでしょうか。 きっとそれは、何も装飾されていない、まだ何も学習も模倣も経験もしていない、純粋な魂、究極の意識。そのものだったはずです。

そのピュアな魂としての意識で、2度では、あたりをきょろきょろと見渡しています。 たとえて言うならば、生まれたばかりの赤ん坊が、初めてこの世界に降り立ち、世界を見渡し、世界と出会い、世界のすべてを吸収しているような様子なのです。

牡羊座2度では、目に映るものすべてを、純粋に模倣します。 なんの判断基準も、好き嫌いも、前経験値もありませんので、 全てをものすごい学習能力で吸収し、真似ることが出来るのです。

この度数でコメディアンが出てくるのは、そのあまりに純粋な模倣する姿が、 可笑しさを誘うからなのです。

それほどこの度数では、純粋に世界と出会うのです。 ある意味、最もピュアな形で世界を学習し、学び取り、自分のものとして取り込むことが出来る度数でもあります。

良い形で表れると非常に高い学習能力、模倣能力となるでしょう。